
7月1日(ブルームバーグ):独自動車業界誌アウト・モトア・ウント・シュポルトは、トヨタ自動車が独自動車大手ダイムラーとの提携を検討していると報じた。開発コストの低減や欧州で乗用車生産を増やす狙いがある。トヨタに近い関係者の話として伝えた。
同誌によると、トヨタは中型車のプラットホーム(車台)を利用し、ダイムラーの高級車ブランド「メルセデス・ベンツ」AクラスとBクラスを製造する可能性がある。メルセデスとの共同生産も目指しているという。
ダイムラーの広報担当マルクス・マインカ氏はブルームバーグ・ニュースの取材に対し、報道は「憶測」だとしてコメントを控えた。
同誌はまた、トヨタの社内計画では、生産能力900万台強に対し、今年670万台を上回る台数を生産しない方針だと報じている。

