不祥事

これを受けてトヨタ自動車は、原因とされるフロアマットに対して大規模な無償修理に対応すると発表しました。
この問題は、トヨタがアメリカで販売した「カムリ」や「アバロン」、「プリウス」など8つの車種で、運転席のフロアマットがずれてアクセルペダルに引っかかり、暴走するおそれが指摘されているものです。トヨタでは、対応策についてアメリカ運輸省と協議した結果、25日、無償修理の内容を発表しました。それによりますと、8つの車種を対象に、アクセルペダルを短くしてフロアマットが引っかからないよう改修するとともに、フロアマットを安全なものに交換する、さらに、カムリやアバロンなど5つの車種については、仮にフロアマットが引っかかりアクセルが踏み込まれた状態になってもブレーキを踏めばエンジンが停止し、車が安全に止まるようエンジンの制御システムを変更することにしました。対象車種は、今月中旬時点で426万台に上り、トヨタにとっては過去最大規模の無償修理となります。
(中略)トヨタ自動車の今回の無償修理はアメリカで販売した車に限られ、日本国内の車は問題のフロアマットの形が異なっているため安全で、アクセルペダルなどの無償修理は必要ないとしています。
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米トヨタ「プリウス他、急加速千件超で19人死亡か」…米紙


トヨタ自動車が製造した車が突然、急加速した事例が、米国の所有者から当局へ2001年以降に千件以上報告され、少なくとも19人が死亡した事故につながった可能性がある、と8日付の米紙ロサンゼルス・タイムズが報じた。当局は他社の車に比べてはるかに多いと指摘したとしている。
同紙は米道路交通安全局などの記録を調べた結果として伝えた。
同紙によると、安全局もトヨタ車の02年以降のモデルで、突然の急加速が関係する可能性のある事故で15人が死亡し、ほかの全メーカーの計11人を上回ったことを明らかにした。
所有者からの指摘を受けた安全局は、過去7年間に少なくとも8件の調査を開始。一部がリコール(無料の回収・修理)されたが、うち6件の調査では欠陥が見つからず、打ち切られたという。同紙は調査が不十分だったと批判している。

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